第51回インシリコ・メガバンク研究会開催のお知らせ(12月12日)

第51回インシリコ・メガバンク研究会を下記のとおり行いますのでご案内いたします。今回は琉球大学・木村亮介先生を講師としてお迎えし、「ゲノム人類学のすすめ」について講演していただきます。

・日時:平成26年12月12日(金) 17:00‐18:30
・場所:東北メディカル・メガバンク棟3階小会議室2
・演題: ゲノム人類学のすすめ
・講師:木村亮介(琉球大学大学院医学研究科)

*本講演は医学系研究科系統講義コース科目の授業として振替可能です。

・概要:ヒトは各々が異なる組み合わせでゲノム変異をもち、容姿や体質など表現型においても多様性が存在する。ヒトの生物学的多様性がどのようにして形成・維持されてきたかを理解するためには、1)ヒトがどのように世界中に拡散し、どのように環境に適応してきたかを知ること、また、2)偶然(中立)の下で生じ得る多様性の大きさを理解することが重要である。現在、我々の研究室では、特に琉球列島の人々に焦点をあてながら、アジア人におけるゲノムおよび表現型の特徴と、その特徴が形成されるに至った背景について研究を進めている。さらに、顔貌などの可視形質について、その遺伝要因を同定することにも取り組んでいる。近年のゲノム解析技術の進歩とヒトゲノム変異の高密度なカタログは、生物医科学研究の戦略を劇的に変革し、研究者は膨大なデータと格闘する必要に迫られるようになった。本研究会では、日進月歩で進む集団ゲノム学の研究手法を概観しつつ、我々の取り組みについても紹介したい。

・世話人:河合洋介、長﨑正朗

ジャポニカアレイ®に関するプレスリリース

当研究室で設計を行ったジャポニカアレイ®のプレスリリースが発表されました。

東北メディカル・メガバンク機構  2014.11.18 ニュース
ToMMoの研究成果が、COI東北拠点による日本人ゲノム解析ツール「ジャポニカアレイ」に活用されました

スクリーンショット 2014-11-19 13.08.30

東北大学 2014年 | プレスリリース センター・オブ・イノベーション(COI)プログラムの社会実装成果発表について

カテゴリー: news

Biohackaton 2014にて講演

長﨑正朗教授が11月9日(日)にBiohackaton 2014にて講演を行いますのでお知らせ致します。

シンポジウム名:Biohackaton 2014
日時:2014年11月9日(日)
場所 : 東北メディカル・メガバンク棟会議室
講師:長﨑正朗 10:20~10:40「Introduction to the Tohoku Medical Megabank Organization and What is Happening in the Human Reference Genome?」

プログラムの詳細は下記にてBioHackatonホームページ

(12月6日)東北大学大学院医学系研究科 大学院説明会

大学院生の第2期募集に向けて、大学院説明会を開催いたします。

日時:平成26年12月6日(土)10:30(10:00開場)‐12:00
場所:東北大学医学部1号館 第一講義室

・対象:医科学専攻・障害科学専攻・保健学専攻・公衆衛生学専攻の受験をお考えの方、もしくは次年度以降の大学院受験を計画されている方.
・企画内容:研究科長メッセージ、専攻紹介、大学院生プレゼンテーション(医科学、障害科学、保健学、公衆衛生学)、経済的支援について、出願に際しての注意事項、質疑応答などを予定しております。

大学院受験については、こちらをご覧ください。http://www.med.tohoku.ac.jp/post-grad/applicant.html

Karolinska-Tohoku Joint Symposium on Medical Sciencesにて講演 (11月8日)

長﨑正朗教授が11月8日にKarolinska-Tohoku Joint Symposium on Medical Sciencesにて講演を行いますのでお知らせ致します。

シンポジウム名:Karolinska-Tohoku Joint Symposium on Medical Sciences
日時:2014年11月8日(土)
場所 : 東北メディカル・メガバンク棟会議室
講師:長﨑正朗 15:05~15:30「Data management and bioinformatics of thousands Japanese whole-genome project」

プログラムの詳細は下記にて

東北メディカル・メガバンク機構 ホームページ
http://www.megabank.tohoku.ac.jp/news/6241

助教の募集

コホートゲノム情報解析寄附研究部門の設置にともない当分野では助教2名を募集します。詳細は募集のページを参照ください。

カテゴリー: news

第86回日本遺伝学会にて招待講演

長﨑正朗教授が9月19日に第86回日本遺伝学会で講演を行いましたのでお知らせいたします。

シンポジウム名:第86回日本遺伝学会
日時:2014年9月19日(金)
場所 : 長浜バイオ大学
講師:長﨑 正朗
セッション:WS16 大量データ時代の新しいゲノム遺伝学(座長 小倉 淳)
演題:16:09~16:34「東北メディカル・メガバンク機構における ゲノム情報基盤の構築と情報解析 」

第50回 インシリコ・メガバンク研究会開催のお知らせ(9月26日)

第50回インシリコ・メガバンク研究会を下記のとおり行いますのでご案内いたします。今回は茨城大学・北野誉先生を講師としてお迎えし、「血液型遺伝子の進化」について講演していただきます。

・日時:平成26年9月26日(金) 17:00‐18:30
・場所:東北メディカル・メガバンク棟3階小会議室2  http://www.megabank.tohoku.ac.jp/access/access01
・演題:血液型遺伝子の進化
・講師:北野 誉(茨城大学工学部 生体分子機能工学科)

*本講演は医学系研究科系統講義コース科目の授業として振替可能です。

・概要:血液型はもともと赤血球細胞表面の構造の微妙な差異を、抗原抗体反応によって分類したものである。ABO式血液型の抗原は糖鎖であり、基礎となるのがO型の糖鎖で、その末端に、N-アセチルガラクトサミンが付加したものがA型、一方ガラクトースが付加したものがB型の糖鎖になる。ABO式血液型遺伝子とは、この末端の糖を付加させる糖転移酵素をコードする遺伝子であり、エクソン7上の2つのアミノ酸の違いが、付加させる糖の違いとなり、それによってA型あるいはB型の糖鎖が形成されている。また、エクソン6上の一塩基欠失によるフレームシフトによって、機能的な酵素が作られず、どちらの糖も付加されないものがO型の糖鎖である。一方、RH式血液型遺伝子は、12回膜貫通ドメインをもつトランスポーター様のタンパク質をコードする遺伝子であり、このタンパク質の細胞膜外に位置しているアミノ酸の多型が、この血液型の分類になっている。本講演では、ABOとRHの血液型遺伝子の分子的基礎と進化について紹介する。

・世話人:河合洋介、長﨑正朗

東北大学 東北メディカル・メガバンク機構のゲノム情報を用いた共同研究の募集について

東北大学東北メディカル・メガバンク機構では、全ゲノムリファレンスパネルドラフト版の検証を進め、アレル頻度5%以上の既知の変異情報を2014年8月29日に公開しました。また、1%以上の変異情報についても今後分譲していく予定ですが、ドラフト版のさらなる精度の検証及び精度の向上を目的とし、アレル頻度1%未満を含む変異情報を対象にした以下の研究提案を募集します。

1.ToMMo全ゲノムリファレンスパネルドラフト版における1塩基多型に関連する共同研究
2.ToMMo全ゲノムリファレンスパネルドラフト版における欠失挿入、コピー数変異に関連する共同研究
3.ToMMo全ゲノムリファレンスパネルドラフト版を健常人対照とした共同研究
4.SNPアレイを用いた日本人に対する症例対照解析におけるToMMo全ゲノムリファレンスパネルドラフト版を利用した共同研究

応募開始 2014年9月1日(月)
締め切り 2014年9月30日(火)

応募要件等の詳細は下記をご覧ください。

[リンク:http://www.megabank.tohoku.ac.jp/news/5710]

九州大学にて招待講演 : 長﨑教授 (9月16日)

長﨑正朗教授が9月16に九州大学にて講演を行いますのでお知らせ致します。

シンポジウム名:新生命科学分野開拓とスーパーコンピュータ「京」
日時:2014年9月16日(火)12:30~受付 13:00~開始
場所 : 九州大学医学部百年講堂(福岡市東区馬出3丁目1番1号)
講師:長﨑正朗
14:25~15:10「東北メディカル・メガバンク機構の大規模ゲノムコホートと計算インフラ」

プログラムの詳細は下記にて

九州大学HP 新生命科学分野開拓スーパーコンピュータ「京」
http://www.agr.kyushu-u.ac.jp/sympk/