バリアント情報標準化研究会 VISC (Variant Information Standardization Collegium) 6.6を九州大学生体防御医学研究所バイオメディカル情報解析分野が主催で開催しました。
当研究室で進めているJSTの採択プロジェクトJoGo₋Nextとの連携も含めた活発な意見交換を研究会で行いました。
バリアント情報標準化研究会 VISC (Variant Information Standardization Collegium) 6.6を九州大学生体防御医学研究所バイオメディカル情報解析分野が主催で開催しました。
当研究室で進めているJSTの採択プロジェクトJoGo₋Nextとの連携も含めた活発な意見交換を研究会で行いました。
株式会社BlueMemeの松原太一博士(当研究室共同研究員)および当研究室研究生のS. Alireza KHANGHAHIさんが、2026年6月28日(日)に開催される「生化学若い研究者の会 九州支部 × 日本生化学会九州支部例会」共催シンポジウム「Hands-onで学ぶ 研究に活かせるバイオインフォマティクス」に登壇します。
松原博士は、前半の講演において、量子コンピュータおよび量子機械学習の基礎と、生命情報解析への応用可能性について講演します。
講演タイトル:
量子計算・量子機械学習の基礎
~生命情報解析への新アプローチ~
S. Alireza KHANGHAHIさんは、後半の講演において、機械学習、分子ドッキング、分子動力学シミュレーションなどを統合した計算創薬の基礎について講演します。
講演タイトル:
Computational Drug Discovery
~Integrating Machine Learning, Molecular Docking, and Molecular Dynamics~
本シンポジウムは、バイオインフォマティクスに初めて触れる方にもわかりやすいHands-on形式の企画で、講師と参加者、参加者同士のディスカッションの時間も予定されています。
生化学若い研究者の会 九州支部 × 日本生化学会九州支部例会
共催シンポジウム
「Hands-onで学ぶ 研究に活かせるバイオインフォマティクス」
・日時:2026年6月28日(日)13:30 – 16:00
・会場:J:COM ホルトホール大分
・参加費:無料・お弁当あり
・申し込み締切:2026年6月19日(金)
長﨑教授が 3rd Thailand Bioinformatics Research Network Conference 2026 にてPlenary Speakerとして招待講演を行います。
講演時間:
2026年6月10日(水)14:30 – 15:10 (Bangkok time, GMT+7)
講演タイトル:
Decode the Nature: How Post-Genomics Bioinformatics Reveals the Why Behind Biology From Population Genomics to Haplotype Resources for Precision Medicine in Thailand and Asia
3rd Thailand Bioinformatics Research Network Conference 2026
・日時:2026年6月10日(水)– 6月12日(金)
・場所:The Heritage Grand KHON KAEN Hotel and Convention, Thailand
2026年3月18日、“Genome-wide Meta-Analysis for High Myopia Provides Insights into Disease Mechanisms and Reveals a Causal Link to Primary Open-Angle Glaucoma”の論文がOphthalmology Science誌にオンライン掲載されました。
2026年2月6日、“HLA-DQB1*03:01 and HLA-DQA1*05:05 as key genetic determinants of infliximab response and immunogenicity in Japanese patients with inflammatory bowel disease”の論文がJournal of Gastroenterology誌にオンライン掲載されました。
長﨑教授が第4回 医療・健康ユニットシンポジウムにて講演を行いました。
講演時間:
2026年1月31日(土) 14:25 – 14:45
講演タイトル:医療・健康に向けたヒト高深度ゲノム・オミクスの取り組み
第4回 医療・健康ユニットシンポジウム
・日時:2026年1月31日(土) 14:00 – 17:00
・場所:オンライン
URL:https://in2fs.kyushu-u.ac.jp/_cms_dir/uploads/2026/02/a1f024b2635da51ebb7c967b1bf48b0f.png
2026年1月2日、“Orofacial granulomatosis in pediatric Crohn’s disease: clinical outcomes and genetic background in the era of biologics: a retrospective study in Japan”の論文がIntestinal Research誌にオンライン掲載されました。
当研究室で行った研究がプレスリリース発表されました。
遺伝子の型は身近な例に、血液型が挙げられます。遺伝子は塩基配列から構成されており、その塩基配列の型(ハプロタイプ)は個人ごとに(または一人一人、人によって)少しずつ違います。その違いが遺伝子の発現量や薬の代謝機能といった遺伝子機能の差を生み出すことが知られています。しかし、全遺伝子を網羅する共通の“型”の命名法や辞書は、これまでありませんでした。九州大学生体防御医学研究所の長﨑正朗教授らは、汎用的な新規遺伝子型表記法(ACTG 階層命名法)を確立し、ヒトの19,194 遺伝子について、4,656,478 個の遺伝子型を整理しました。本データベースは、JoGo(Joint Open Genome and Omics:ジョーゴ; https://jogo.csml.org)からアクセスできます。
JoGo は、世界集団を対象に、長鎖型シークエンサの情報に基づき、遺伝子型を統一規則でカタログ化した世界初のデータベースです。今回公開した同データベースの 1.0 版である JoGo 1.0では、5 大陸の 258 人から得られた全ゲノム長鎖型シークエンサ由来の塩基配列情報を解析しました(このうち 108 人は本プロジェクトチームが測定)。ACTG 階層命名法は、A(アミノ酸)/C(コーディング)/T(転写:UTR)/G(遺伝子本体)の遺伝子型を定義し、世界集団における頻度順で ID を付番します。また、国際参照配列((GRCh38 と CHM13v2)由来の遺伝子型も収載しており、同一の番号空間で直接比較できるのが特徴です。さらに、臨床、形質、遺伝子発現に関連する公共データベース(ClinVar、GWAS Catalog、GTExなど)の情報を、遺伝子型に重ねて閲覧できます。本 ACTG 階層命名法により、ゲノム・メディカルサイエンスの遺伝子を表現するための辞書に、いままで遺伝子解析は、個々の変異という「点」の情報が中心でしたが、ACTG 階層命名法により、遺伝子全体の配列型という「線」の情報を扱えるようになります。この辞書を整備することで、病気との関連や薬の反応をより高い解像度で把握できるようになります。JoGo 1.0 では、オンラインでの遺伝子型の閲覧機能に加え、個人データを外部に出さないローカル閲覧にも対応しています。
【ポイント】
●全遺伝子の“型”を統一規則で記述する共通言語が求められていた
●世界初、ヒト1.9万の遺伝子の“型”をACTG階層で体系化した辞書を構築
●遺伝子の個人差は「点」から「線」の時代へ、医療・創薬への応用に期待
本研究は、2025年11月29日にNucleic Acids Researchに掲載されました。
(URL: https://academic.oup.com/bib/article/26/6/bbaf604/8343189)
概要PDF:From_Points_to_Lines_Haplotype_Genomics.pdf
【プレスリリース本文のリンク】
・九州大学
・国立健康危機管理研究機構
・ライフサイエンス統合データベースセンター(DBCLS)
・学校法人北里研究所
・理化学研究所
・科学技術振興機構(JST)