東北メディカル・メガバンク機構:地域支援センター:人材募集説明会

*東北メディカル・メガバンク機構よりの転載
http://www.megabank.tohoku.ac.jp/about/recruitment.html

東北メディカル・メガバンク機構では、新規センター開設にあたり、 人材を募集いたします。

このたび、7月25日(木)に岩沼市で人材募集説明会を開催いたしますので、 是非ご参加ください。

当機構の現在の募集職種全てについてご説明するわけではありませんことに、ご注意下さい。

日 時 : 7月25日(木) 午前10時30分~11時30分
場 所 : 地域支援岩沼センター 岩沼市館下1-58-1

当日ご説明する職種の募集要項は現在作成中です。後日HP掲載予定です。
(職務内容に<健診会場、産科施設などにおける事業説明/同意取得/登録などの実務>を含みます)

<参考までに過去の募集要項が下記リンクよりご覧いただけます。>

(※勤務条件、勤務地その他詳細は、後日掲載します新しい募集要項でご確認ください。)

第33回インシリコ・メガバンク研究会開催のお知らせ(7月26日)

第33回インシリコ・メガバンク研究会を下記のとおり行いますのでご案内いたします。今回は国立遺伝学研究所 クリユコフ・キリル先生を講師としてお迎えし、「ゲノム多重配列アラインメントのためのツール」について講演していただきます。

・日時:平成25年7月26日(金) 17:00‐18:30
・場所:東北メディカル・メガバンク機構2階会議室1  http://www.megabank.tohoku.ac.jp/info/access01.html
・演題:MISHIMA – a tool for genomic multiple sequence alignment
・講師:Kryukov Kirill(国立遺伝学研究所)

・概要: MISHIMA is a multiple DNA sequence alignment method that uses heuristics for quickly finding regions of high similarity between sequences. MISHIMA operates by locating rare DNA fragments shared by multiple sequences and using them as alignment anchors. This technique allows aligning multiple bacterial genomes in short time. Here we present the improved version 2 of MISHIMA aligner. Sensitivity of the aligner has been improved by using only certain positions within the analyzed DNA words. Another improvement concerns the choice of the word length. In the original MISHIMA a fixed user-specified word length was used. Now it is chosen dynamically and automatically during the alignment process. Also MISHIMA can now better handle circular DNA sequences. The improved MISHIMA aligner has been tested on a range of bacterial and fungal genomes.

・世話人:長﨑正朗

第32回インシリコ・メガバンク研究会開催のお知らせ(7/5)

第32回インシリコ・メガバンク研究会開催のお知らせ(7/5

第32回インシリコ・メガバンク研究会を下記のとおり行いますので、ご案内いたします。今回は国立遺伝学研究所の中岡博史先生を講師としてお迎えし、「ポストゲノムワイド関連解析による易罹患性予測モデル構築と疾患感受性転写制御メカニズム解明」について講演していただきます。

日時:平成25年7月5日(金) 17:0018:30 
場所:東北メディカル・メガバンク機構2階会議室1
http://www.megabank.tohoku.ac.jp/info/access.html

演題:ポストゲノムワイド関連解析による易罹患性予測モデル構築と疾患感受性転写制御メカニズム解明

講師: 中岡 博史 先生
所属:国立遺伝学研究所 総合遺伝研究系 
人類遺伝学研究部門 (特任研究員)

概要:近年、ゲノムワイド関連解析(GWAS)により多因子疾患の感受性遺伝子が次々に同定されている。これらの成果は、多因子疾患の発症メカニズム解明に向けて貴重な知見となると期待される。しかし、同定された個々の遺伝的多型の効果は小さく、家族集積性から想定される疾患への遺伝的寄与のごく一部を説明するにすぎない。また、GWASで同定されたSNPの大半が遺伝子間領域かイントロンに存在することから、GWASで同定されたSNPの多くは近傍に存在する遺伝子の転写制御という複雑なメカニズムを通じて疾患の発症に関与していると考えられる。GWASプラットフォームから得られる知見そのものは、DNA多型と疾患の関連を示すだけのものであり、post-genome eraの最終目標として掲げられてきた病態解明による創薬や個の医療を実現するためには、GWASで得られた知見を精緻化・転換する“ポストゲノムワイド関連解析”が重要な課題である。本講演では、演者らが取り組んでいる脳動脈瘤、関節リウマチ、子宮内膜症のポストゲノムワイド関連解析について以下の4つのトピックスとして紹介したい。

1.疾患表現型の詳細な記述による遺伝子型と疾患の関連の精査
2.Genomic profileによる疾患の易罹患性予測モデル構築とその臨床的妥当性
3.疾患感受性遺伝子座から生物学的経路を推定するシステムズ・ジェネティクス・アプローチ
4.ターゲットリシーケンシングとENCODEデータの利用による疾患受性転写制御メカニズムの解明

世話人:山口由美、長﨑正朗

 

講演のお知らせ:The 2nd HD Physiology International Symposium

The 2nd HD Physiology International Symposium 2013にて長崎教授の招待講演を行いました
2013/6/28
Challenge of Genome- and Protein-informatics
Prof.Masao Nagasaki (Tohoku University)
http://hd-physiology.jp/sympo2013/speakers/

Venue:
MARUNOUCHI MY PLAZA Hall, Meiji-Yasuda life Bldg 4F. (map)
2-1-1, Marunouchi, Chiyoda-ku, Tokyo, 100-0005, Japan.

長崎研:研究室住所変更のお知らせ

研究室住所変更のお知らせ (2013/6/26より)
〒980-8575 仙台市青葉区星陵町4-1
東北大学加齢医学研究所実験研究棟8階西
東北大学東北メディカル・メガバンク機構
ゲノム解析部門 長崎研究室

[以前の研究室所在地]
仙台市青葉区荒巻字青葉6−3−09
東北大学 大学院情報科学研究科
電子情報システム 応物系3号館
長崎研究室415
TEL&FAX:022-795-5856

第31回インシリコ・メガバンク研究会開催のお知らせ(6月10 日)

第31回インシリコ・メガバンク研究会を下記のとおり行いますのでご案内いたします。今回は森永乳業株式会社食品基盤研究所・小田巻 俊孝先生を講師としてお迎えし、「ビフィズス菌投与による抗アレルギー作用」について講演していただきます。

・日時:平成25年6月10日(月) 16:00‐17:30
・場所:東北メディカル・メガバンク機構2階会議室1 http://www.megabank.tohoku.ac.jp/info/access01.html
・演題:ビフィズス菌投与による抗アレルギー作用
・講師:小田巻 俊孝(森永乳業株式会社食品基盤研究所)
・概要:ビフィズス菌は腸内の優勢細菌種の一つで、乳酸菌と並び「プロバイオティクス」として様々な生理機能が報告されている。セミナーでは、ビフィズス菌の基礎知識を交えながら、抗アレルギー作用が認められた2つの臨床試験「成人を対象としたスギ花粉症の症状緩和作用」と「妊婦・乳幼児へのビフィズス菌投与による乳幼児アレルギー発症予防作用」を中心に腸内細菌叢の解析と併せて紹介する。

・世話人:長﨑正朗

 

第30回インシリコ・メガバンク研究会開催のお知らせ(5月24日)

第30回インシリコ・メガバンク研究会を下記のとおり行いますのでご案内いたします。今回は国立遺伝学研究所 長田直樹先生を講師としてお迎えし、「ヒトゲノムの進化における自然選択と遺伝的浮動の役割」について講演していただきます。

・日時:平成25年5月24日(金) 17:00‐18:30
・場所:東北メディカル・メガバンク機構2階会議室1 http://www.megabank.tohoku.ac.jp/info/access01.html
・演題:ヒトゲノムの進化における自然選択と遺伝的浮動の役割
・講師:長田 直樹(国立遺伝学研究所)

・概要:ヒトゲノム解読の大きなモチベーションとなったのはその医学的な重要性である.ヒトゲノムとその多様性を研究することにより,新たな治療薬の開発や個人に合わせた予防医療などが実現されると考えられている.その一方ヒトゲノムは35億年という長い時間をかけた進化の産物であり,進化的な考察を抜きにしたヒトゲノムの理解は不可能であるといえる.それでは,ヒトのゲノムが他の生物と際立って違うところは何であろうか.これまで発展してきた集団遺伝学・分子進化学の理論により,ゲノムの進化には自然選択に加え遺伝的浮動の効果が大きく働いていることがわかっている.特に,ヒト集団のように世代時間が長く,過去にボトルネックを経験しているような集団では,遺伝的浮動の効果が強く,相対的に自然選択の効果が弱くなっている.その結果,有害な効果を持った変異が遺伝的浮動により集団中に広く分布しているだけでなく,集団全体に広まっていることが考えられる.これらの変異は多くのヒトの病気の原因にもなりうるであろう.本講演では,発表者のヒトや非ヒト霊長類ゲノムに関する研究内容を交えながら,ヒトのゲノムの進化とその方向性について考えてみたい。

・世話人:長﨑正朗